2017年から投資をしている30代の経済的自由太郎です。
銘柄分析や株価チェックなどをする時間がない子育て世帯には、非常にメリットの大きい投資がインデックス投資です。
インデックス投資の中の一つで、米国市場全体に投資する方法として、米国ETFのVTI(以下、本家VTI)と本家VTIを投資信託化した楽天VTIがあるのは知っていると思います。
しかし、実際どっちがいいのか悩んだり、迷ったりしていませんか?
本家VTIは経費率が低いけど、円→ドルへの変換に手数料がかかります。
さらに、分配金に課税されますし、分配金の再投資を自分で行う必要があるので、手間がかかります。
楽天VTIは円で決済できるし、分配金の再投資を自動で行ってくれますが、信託報酬(経費率)が少々高いです。
経済的自由太郎も正直迷いましたが、調査とシミュレーションを行い、どちらがいいかを今なら自信を持っていうことができるようになりました。
あなたもこの記事を読むことで、本家VTIと楽天VTIのどちらに投資すべきか決められ、手軽に効率的に資産を増やせますよ。
関連記事|米国市場に丸ごと投資できる投資信託!楽天VTIのチャートや実質コストのまとめ。
関連記事|米国市場全体連動ETF|VTIの株価チャートや配当の解説
- 1.楽天VTIと本家VTIのどっちがいいかの結論
- 2.月5万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの比較結果
- 3.月10万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの比較結果
- 4.楽天VTIと本家VTIのどっちがいいかのまとめ
1.楽天VTIと本家VTIのどっちがいいかの結論
最初に結論としては、「楽天VTI」を選択すべきと言えます。
これは「つみたてNISAを利用する」、「一般NISAを利用する」、「NISAを利用しない」のどれにおいても同じ結論で、最終的な資産額が「楽天VTI」を選択したほうが多くなります。
外貨の買付やドル買付の手間なく、資産額が多くなるのですから、決まりでしょう。
中でも「つみたてNISA」×「楽天証券」×「楽天カード積立」が自動で資産が積み上がっていくので、非常におすすめです。
下がシミュレーションの概略結果です。
月5万円or10万円積立・年収440万・積立期間20年です。
積立開始から241ヶ月後に現金化し、税金を払った後の金額です。
関連記事|つみたてNISA対応銘柄でおすすめは?|初心者から上級者にも
2.月5万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの比較結果
2-1.月5万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの資産額推移
初期投資額0円で、240か月間(20年間)積立投資をし、241か月目に現金化するシミュレーション結果です。
資産額の増加に対し、積立投資期間中はほぼ差がありませんが、出口で差が出てきます。
次で詳しく見ていきましょう。
2-2.月5万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの資産差額
結論でも話した通り、現金化する段階でつみたてNISAを利用した楽天VTIが圧勝です。
ただし、段階的に見ていくと、違った景色になります。
積立を始めてから一般NISAを使える5年目までは本家VTIの積立の方が有利です。
理由は、本家VTIの分配金に日本の配当課税20%がかからなく、楽天VTIと本家VTIの差が単純に経費率の差だけになるためです。
これが11年目付近になると逆転します。
楽天VTIの方がよくなり、20年目の現金化の際に、一般NISAを利用した楽天VTIでも約30万円、外国税を取り戻したとしても一般NISA利用楽天VTIが一般NISA利用本家VTIより約10万円多くなります。
この結果は結構重要な話で、配当にかかる課税がリターンを押し下げているのです。
つまり総資産に着目すると、配当をもらうことは(再投資する場合は)得にはならず、むしろ損しています。
また別記事で考察すべきなので、ここでは議論しませんが、高配当株への投資がホントにいいのか?は熟考すべき内容かなと思います。
(高配当株への投資はS&P500を超えるリターンを得られるというシーゲル教授の研究は間違っていないと思いますが、自分の頭で有効かどうかは考えた方がいいと思いますし、経済的自由太郎も本腰を入れて有効性を確認していきたいと思います)
関連記事|HDVは高配当ETF|株価やチャートや配当生活できるかなどを紹介
関連記事|SPYDは米国高配当ETF|株価や配当金や積立結果などの紹介
2-3.計算条件
下記のシミュレーションに使ったデータです。
3.月10万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの比較結果
3-1.月10万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの資産推移
初期投資0円で月10万円積み立てた場合の結果が上図です。
3-2.月10万円積立の場合_楽天VTIと本家VTIの資産差額
月10万になっても、金額差が増えるだけで月5万円の時とほぼ変わりません。
ただし、積立金額に対するつみたてNISA分の割合が少なくなっているため、差額が2倍になることはないです。
3-3.計算条件
下記の表が月10万円積み立てた場合のシミュレーション条件のデータになります。
4.楽天VTIと本家VTIのどっちがいいかのまとめ
資産額に着目する場合は、つみたてNISA×楽天VTIにしておけば、間違いありません。
20年後に200万円程度少なくてもいいから、米国ETFが好きだったり、ドルで資産を持っておきたい人にとっては本家VTIはありくらいでしょう。
積立期間が少ない人は本家VTIのほうがいい場合もあると思いますが、基本的には長期で投資するものですから、つみたてNISA×楽天VTIでいいと思います。
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